平成21年1月31日
第16回「桃陰文化フォーラム」報告

第16回「桃陰文化フオーラム」 ご報告

桃陰文化フォーラム事務局

 さる1月31日(土)午後2時より、日本を代表するグラフィック・デザイナー長友啓典先生を東京よりお招きし、「第16回桃陰文化フォーラム講演会・私の歩んだ道」が、視聴覚教室で開催されました。

 長友先生と同期の高校10期の方々を始め、ラグビー部・美術部の現役・卒業生や生徒・保護者など100名近くの聴衆が、先生の滋味あふれるお話に聞き入りました。

 同窓会の頓宮副会長による講師紹介の後、先生は常盤小・文の里中・天高と地元育ち、お二人のお兄さんも天高生だったこと、在学時代の思い出ではラグビーしかなく、成績はいつも下位で顧問の宇野先生に迷惑をかけたこと、しかし全国大会や国体などさまざまな大会を経験でき、団結力やチームスピリットを学び「one for all. all for one」の精神の大切さを身につけたおかげでどんなにつらいことでも乗り越えられる自信を得たことなどを皮切りに、百周年記念事業・「丘をつくる百年」でのポスター100枚をスライドで流されながらこれまで歩んでこられた道をお話くださり、また母校の常盤小学校を訪れられたときのテレビ番組「課外授業 ようこそ先輩」のビデオを映しながら「じっと見ること」の大切さを訴えられました。何回も口にされた「一に体力、二に体力、三、四がなくて五にセンス」という生徒たちへのメッセージや、「自分は運がよかった。」という謙虚なお言葉が特に印象に残った講演会でした。

  長友先生をはじめK2のスタッフの方々にもあらためてお礼を申し述べます。ありがとうございました。

<参加者の感想の一部>

  • いつもの風景をじーっと見つめる。今の子どもたちにはとても経験の少ないこと。私もいろんな角度からじーっと見つめることが好きです。人の見つけないことを見つけることが好きです。ありがとうございました。
  • あまり絵には興味がなかったのですが、見たものをそのまま絵にするということは、自分の目と手を同時に動かすということですごく意味深だと思いました。
  • 僕らの先輩の長友さんの話を聞いて、何かを見つめ直すのはいいことだと思いました。人にはそれぞれ同じところでも違う景色や世界が見えているんだなと感じました。人は目で見て心を感じるものだと思いました。この話を聞いて僕も体力の限界に挑戦してみたいなと思いました。
  • 高校時代につくり上げた体力・忍耐力が、その後の人生に大きく影響すると聞いて自信がわきました。
  • 最後のテレビ番組で、小学生に絵を教えていた顔がとても楽しそうで印象に残りました。物事をしっかり見ることの大切さをあらためて感じました。
  • 絵でここまで表現できるとは思っていなかった。大変勉強になった。一つの作品に少しの技巧を施すことで、これほど絵自体が変るとは思わなかった。
  • 同期の長友さんの講演ということで、久しぶりに母校を訪れる機会を得て嬉しいひとときでした。「桃陰文化フォーラム」ははじめての参加でしたが、次回からもできる限り参加させていただきたく思いました。
  • ぼくは現役のラグビー部員ですが、長友さんが高校時代のことはラグビーしか覚えていないとおっしゃっていたのを聞いて、自分も今ラグビーをしていてよかったなあという気持ちになりました。ぼくは美術の道に進もうという気持ちはないのですが、将来生きていく上でこの高校時代にラグビーを頑張ることは、大きなことになると思うので、長友さんを見習って頑張ろうと思います。もちろん勉強も。
  • 何か描きたくなりました。それぞれ歩んだ道はあるけれど、一生懸命何事にも取り組む姿は大切だと思います。人生80年、いつからでもいいからはじめて深く何かに取り組みたくなりました。
  • いろいろな話が聞けて楽しかったです。伊集院さんのお話が聞けてよかったです。先生のお話を聞いていると人とのつき合いが、出会いが人生にとって大切だということが分かりました。お話がお好きだということが、ブログを見ていて伝わります。お体を大切にして、ぜひまたお話を聞かせてください。今日はお会いできてよかったです。天高生の保護者でラッキーでした。
  • ありがとうございました。お名前はよく伺っていたので、お会いでき光栄です。とても親しみやすい話し方で聞き入ってしまいました。天高のラグビーで培った精神が、一本ちゃんと通っているように思います。[記憶の引き出し]をいっぱい持っている人がやさしくなれるし、強くなれることを、子どもたちへのメッセージとして勉強させてもらいました。いつまでも若い感性を持っていらっしゃるように思います。天高10期の同窓生がたくさんお見えになり、懐かしさやつながりの強さを感じました。いつまでもお元気でご活躍されますようにお祈りいたします。
  • 「一つのものをじっと見つめる」とても大事なことだと思いました。空をじっと見ていると心が落ち着いてくるし、いつも通っている道をじっと見ていると、いつもと違う道に見えることがあります。小説家になりたいけど無理じゃないかと思っていましたが、「一に体力、二に体力、三、四がなくて五にセンス」と聞いて、大人になって働いていても、夢を諦めないで生きたいです。伊集院静さんの作品も、読んでみたいと思いました。
  • 速さを求められがちな現代において、じっと見る、手を動かす、感じるといった、時間はかかるけれど当たり前のことの大切さを再認識できました。芸術系志願の子どもがいますが、少し心の隅にあった不安がスーッと晴れていってくれました。見守っていくのが楽しみになりました。
  • とてもよい企画でしたね。長友さんの講演や展示会はできるだけ観賞・拝聴していますが、いつもあたたかな人柄と話し振りを確認しています。元気で、またこのような機会を期待しています。
  • 長友先生の話を聞いて、自分も将来こんなに活躍できたらいいなあと思った。先生の天高を卒業してからの道を聞けてよかった。
  • 長友先生の温かな人柄と太い気骨がにじみ出たお話でよかったです。ゴールデン街でのエピソードで、当時の[熱さ]の一端にふれさせていただいた気がしますが、できればもっと聞かせてもらいたいと感じました。
  • いつも講演調の講演を聞き慣れている者にとって、長友さんのお話は普段のままのおしゃべり言葉でざっくばらんに、豊かなご経験を話され、お人柄のにじみ出た、とてもすばらしい面白いお話であったと思います。