天高の樹木たち 桃陰の杜(3)

<天高の樹木たち 桃陰の杜(3)>

 60期生は一足先に前期期末考査を済ませ、今福島・東京方面へ宿泊研修(修学旅行)中。今夜帰阪の予定ですが比較的天候に恵まれ、よい旅行になったことと思います。59期3年・61期1年は期末試験の最終日。明日から3連休を挟み、10日からいよいよ行事満載の後期が始まります。

 まず14日(土)は午前中授業、午後から体育館で創立110年記念式典 があります。そして夕方から同窓会総会を兼ねた記念祝賀会(上六都ホテル)。
 次に21日・28日(土)は学区に応じた「学校説明会」。中学生向けの体験授業や授業見学もあります。学区再編を間近に控え保護者・中学生の関心も高く、要望に応えるため今年は6月の理数科説明会・12月に予定しているものをあわせると年4回、校内説明会を実施することになります。

 そのため、10月の土曜日はすべて授業日になってしまいましたが、各高校が広報活動の活発化などそれぞれの特色を競う中、「日本や世界で活躍するリーダーを育成する」ためにさまざまユニークな教育活動を展開している、わが国を代表する公立高校としての天高に、多くの意欲ある生徒たちが来てくれることを願って教職員一同努力しています。

 これ以外にもほとんど毎土曜日、塾主催や地元中学校PTA主催の外部説明会に、校長はじめいろいろな教員が出向き、天高のすばらしさをアピールしていますが、本校普通科の難化は必至だと言われていますので、かえって受験生が敬遠することにならないか、ある意味贅沢な悩みですが少々心配な所です。

(3)「百日紅」
百日紅 ややちりがての 小野寺 (蕪村)
紅色のあぶくのような花つけて百日紅は咲いていますか (信藤洋子)

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 さて、ほのかに木犀の優美な香りが漂う中、正門を入ってすぐの南側に3メートルくらいの高さのサルスベリの木が一本あります。それほどの古木ではなく幹は細いのですが、「百日紅」の名に背かず、7月の終わりからついこの間まで、藤色がかったピンクの花を咲かせていました。
 実際は咲いた枝先から再度芽が出て花をつけるため長い間咲いているように見えるのだそうですが、花々の少ない夏期に可憐な美しさを長く楽しませてくれるのは本当にうれしく感じます。

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