桃の露-第3号-百花開く 大西君兄弟制作の絵本 数学オリンピック本選合格 他

2008・4・17発行  第3号


学区再編前の最後の学年である61期生が3年生となり、再編最初の入学である62期生が2年生、再編2年目の63期生が1年生という布陣の平成20年度が始まりました。
あわただしい天高の時間の中でつい発行が遅れてしまいましたが、「桃の露」第3号をお届けします。

百花開く
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昨年の12月はじめに園芸部が植えてくれた正門の左右の花壇や「桃陰の杜」の植え込みのチューリップ・パンジー・水仙・鈴蘭・ジュリアン、また校内にある桃・ハナモモ・キクモモ・桜・モクレン・紅花常盤万作などが3月下旬からいっせいに紅・白・ピンクの花をつけ、在校生・新入生を歓迎しています。年を経るにしたがい、みどりや花々が増えていくのを見るのは本当にうれしいことです。

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大西君兄弟制作の絵本
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理数科3年(61期生)の大西美伸君・祐作君が小学校時代の恩師、志村敏子さんと共同制作した「大阪なにわ伝統野菜のおはなし」という絵本(内外出版発行)がこのほど出版され、「サンケイ新聞」や「大阪日—-日新聞」に掲載されて話題になっています。同窓会や天高図書館はもちろん、ユーゴー書店にも置かれています。今後、「あべの村 むかし話」という絵本を制作する予定とのことです。

05

古田君 数学オリンピック本選合格
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前記大西君と同じく理数科3年の古田裕介君は、第18回日本数学オリンピック予選(受験者約1500名)、および本選(進出者は毎年100名前後)に合格し、今年7月にスペインで行われる国際大会への出場者選抜のための春の合宿に参加できることになりました。 毎年、合宿参加者は全国10数名~20数名しかいない難関で、ここ10年間、大阪の公立高校からの参加者はいないということです。
古田君の健闘を祈りたいと思います。

リーダーズ・アセンブリーで松永さんの講演
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本校の教育目標である「日本や国際社会で活躍するリーダーの育成」は、もちろん「文」のみではなく「武」との両道をめざす全人的なものです。それを象徴するような行事が毎年卒業式直後の土・日に行われる「リーダーズ・アセンブリー」という、運動部・文化部のキャプテン・部長とその候補者を集めて行われる伝統行事です。
本年度は午前中のミーティングの後、「学校運動部活動サポート事業」の一環としてラグビーの松永 敏宏さん(34期)に来校していただき、「人生は目標なり!!」という題目で午後1時から3時前まで講演会をしていただきました。
松永さんは各運動部の部員たちを前に、プロジェクターを用いながら熱気あふれる口調で天高時代・慶応時代・横河電機時代、そして昨年まで2年間務められた慶応監督時代を振り返られ、自分はこれまで目標を立てることで生きてきた、実現したことと実現できなかったこととがあるが、ともに人生の肥やしとなっている、ぜひ君たちも目標を持って前向きに生きてほしいとエールを送ってくださいました。ラグビー部のみならず参加した生徒たちも強い感銘を受けたようすでした。


校名箱文字完成・披露
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4月3日(木)午前10時から第63回入学式が挙行されました。生徒は9時にクラスに集合ということだったので、新調の標準服に身を包み一目で新入生とわかる一団が8時過ぎから続々と登校して来ましたが、桃陰会館南の手すりの「祝 63期生御入学 新たな校名文字が迎えます。」という横長の紙掲示に誘われ、多目的ホールの壁にかかった新しい校名プレートに気づき驚いていました。
これは、それまでかかっていた「創立110周年記念横断幕」にかわるものとして、同窓会のご援助で入学式にあわせこのたび設置されたものです。
今日のお披露目に備え3日前から工事がはじまり、昨日夕方の6時ごろ、最後の「天」と「寺」が入って完成。大きさは120・90・20cm、ステンレス製箱文字でスクールカラーである紺の太ゴチック文字で「大阪府立天王寺高等学校」の11文字が青空にくっきりと浮かび上がっています。多くの新入生や保護者が、それをバックに記念写真を撮っていました。近鉄やJRからでもはっきり見えると思いますので、機会がありましたらどうぞご覧になってください。