59期2年 人権教育学習のご報告

2005.11.17

59期2年 人権教育学習のご報告

03本校では「人類の幸福を願い、平和を守り、真理と正義を愛し、人権を重んずる民主的な社会の形成者を育成する」という教育方針の下、1年次から計画的に人権学習を進めています。
その一環として行われた人権HRおよびリバテイ大阪見学会の模様を以下にご報告します。

まず平成17年度第2回人権HRとして、11月17日(木)の午後から「戦争出前噺」と題する本多立太郎氏の講演をお聞きました。氏は1914年小樽のお生まれ、39年25歳の時に召集され、中国戦線や北千島に従軍、ソ連軍の捕虜となりシベリア抑留後、47年に帰還されました。
自分の戦争体験を2歳の孫への「日記」という形で書きつづっているうち、戦争を知らない世代に事実だけでも伝えておきたいと思うようになり、1986年から20年間、全国、全都道府県で千回以上のべ10万人を超える人たちに「戦争出前噺」を語り続けて来られたと言うことです。
今年92歳のご高齢ながら孫のような天高生に語りかける真率な調子、熱情は子供たちに鮮烈な印象を与えたことでした。

次に、最近リニューアルされたばかりの大阪人権博物館(リバテイ大阪)を、19日および26日(木)の午後、2班に分かれ(19日=1・2・5・6組 26日=3・4・7・8組)見学しました。
当日は午前中5時間の授業を済ませ、SHR後おのがじしJRや自転車で浪速区の現地に向かいました。2:30~4:50頃まで、与えられたワークシートに書き込み、担任の点検を受け解散となりましたが、あらためて目の当たりにした人間社会に於けるさまざまな差別の実相を、天高生の若い感性はどのように受け止め、考え、新たな展望を切りひらいてくれるか、期待したいと思います。

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