2003年度
野外生活体験学習(もと林間学校)
2003年7月23〜31日
場馬酔木(あしび)山荘(奈良県吉野郡東吉野村明神平)

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林間学校は30年続く天高の伝統行事で、今年から授業のひとつとして名前がかわり、野外生活体験学習になりました。
1年生8クラスがひと組づつ毎日入れ替わりで登山、山荘に宿泊、いわゆる「文明」から離れた山での生活を体験します。

今のあしび山荘は台風による被害をうけた旧あしび山荘を卒業生はじめ多くの方々の協力で場所をかえて再建されたものです。
三年目を迎えた、あたらしい山荘での野外生活体験学習をレポートします。
(7月26日〜27日:1-1クラスと同行)


8:15
天高から出発。長かった梅雨がようやく明けて、心配された天気も回復しました。
生徒達は貸し切りバスが観光バスでないのにびっくりします。


北川先生と山の歌をうたいながらのバス旅行。
10:30 大又着
奈良交通の小さなバスで細い道を抜けてようやく到着。冷夏ということもあって少し肌寒い。

11:30
昼食をとった紅葉渓谷を越えて舗装された道が終わる。登りはじめは険しいが山荘への登山道はよく整備されている。薪や食料が重いけどがんばる。


いまだに残る山崩れの傷跡。中央上が被害にあった旧あしび山荘。大型車両が林道終点に集まって整備工事を行っている。

山が崩れ、大木に押し潰された山荘の脇を通り抜ける。年々崩れていて奥にあった離れが完全につぶれてしまった。前はここで林間学校をしていた。


明神滝。
この滝の上も越えていきます


沢で休憩。冷たい水がきもちいい。
おいしい水を水筒に詰めていく。


丸木橋を渡る。けっこう揺れるのでどきどきする生徒達。ひとりづつ渡っていく。



のぼり続けること約1時間半。
脱落者もなく来れました。

山荘すぐしたからの眺め。
この景色でいっぺんに疲れが飛びます。


14:30
到着 あしび山荘


入校式

15:00
夕食の準備にかかる。
今夜のおかずは何かな?

男子は水くみ、薪割り。かまどづくり。
手斧をはじめて使う生徒の方が多いのでOBが指導する。



御飯は山荘内のいろりでOBが炊く
(5升釜)

17:00 夕食
今夜のおかずはぶた鍋。
グループごとに外のかまどでつくる。
寒かったのでおいしかったです。

山荘で水は貴重。水場まで往復15分かかるので、山荘横でたらいを並べ、「洗い」「すすぎ」「しあげ」と、流れ作業で皿洗い。
水が冷たい。


二階部屋の元気な男子達

一階奥部屋の明るい女子達

ゆっくりと日は暮れて。

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