「研究部同窓会」についてのご紹介

自然科学や人文科学をテーマに研究活動をしているクラブ・同好会のOB・OGを対象とした「研究部同窓会」を立ち上げられた卒業生から加入者募集のお知らせがありました。

事務局にて内容を拝見したところ、大変意義のある活動を計画されておりますので、ご紹介します。

 

◆◆◆研究部同窓会のご案内とご支援のお願い◆◆◆

本年3月、数学・情報・物理・化学・生物・社会研究部の卒業生を中心に、「天王寺高校研究部同窓会」を立ち上げました。
現在、徐々に関係者への呼びかけを進めており、2025年10月時点で40名以上の同窓生が参加しています。

◆本同窓会の活動目的・内容

① 高校との連携による支援活動
現役部員の活動支援に加え、SSH関連の各種イベント(科学の甲子園、科学オリンピックなど)へのサポートを行っています。

会長自身が在学していた当時、科学の甲子園や科学オリンピックに参加し、本校教員の方々から多くのご支援をいただきました。一方で、他校では教員に加えて同窓生が指導に関わる例も多く、大学・大学院で専門教育を受けた卒業生の関与によって高校生の活動の質が一段と高まることを実感していました。こうした経験から、本校でも同様の仕組みを整える必要があると感じ、本会の結成に至りました。

今年度は本会の活動として、科学の甲子園および数学オリンピックにおいて、卒業生による対策講座を実施しています。
科学の甲子園では、大阪府予選優勝および全国大会出場を目標に、本校出場チームの生徒8名に対し、本会と他校出身の有志による支援体制を整え、対面による対策講座やオンラインによる学習サポートを行いました。他校出身の有志については、会長が東京大学・京都大学の学生・大学院生らに呼びかけ、国際科学オリンピックのメダリストをはじめとする協力者の方々にご参加いただいています。
その結果、本年10月の大阪府予選では、本校史上最高となる準優勝という好成績を収めました。生徒たちは全国大会進出を目指していただけに悔しさも残りましたが、科学競技を通じて「科学の楽しさや、学ぶことの楽しさ」を伝えられた手応えを得ております。今後は来年度に向け、継続的な支援体制の構築を進めてまいります。
数学オリンピックでは、本校史上最多となる本選進出者の輩出を目標に、会長が本年10月にオンライン講座を実施しました。こちらの講座も、本会および会長の呼びかけに応じた東京大学の有志協力者によって企画・運営されたものです。なお、予選は本年11月に開催される予定です。

② 卒業生間の交流・ネットワーク形成
同窓生同士の定期的な交流を通じて縦のつながりを深め、上記の支援を継続化させることも本会設立の目的です。
昨年11月には全校同窓会の直後に約20名が集まり、各自の研究内容を共有する会を開催しており、本年も11月の全校同窓会に合わせ、同様の研究交流会を予定しております。

現在、こうした催事の連絡はメーリングリストおよびDiscordを中心に行っており、加入申し込みフォームを提出いただいた方へ順次ご案内しています(下記にリンク記載)。
 

◆加入者の資格

学問としての自然科学や人文科学をテーマに研究活動をしている部活・同好会を広く集めたいと考えており、在学中にそのような活動をした実態があれば加入資格を満たすものとします。ただし具体的に判断がつかないケースは、本会運営側で個別に判断していくことになります。これは、各研究部が時期によっては活動休止状態になることもあり、そうした世代も含めて交流する場を設けることが、本会設立の目的であるためです。

現在は正式なホームページを制作中ですが、それに先立ち、加入希望者向けのGoogleフォームを下記の通りご用意しております。
ご興味をお持ちの方は下記よりお申し込みください。

加入申し込みフォーム:https://forms.gle/oPyPMNNPEf8D2X756
 

◆支援のお願い

本会の活動は、現状のところ会長個人による自己負担で運営されています。今後も母校への支援活動を持続的に展開していくため、大学生・大学院生が中心となる本会では、会員一人ひとりの負担をできる限り軽減したいと考えております。

つきましては、一口2,000円より支援金を募っております。ご支援いただける方は、下記メールアドレスまでご連絡ください。支援者の皆様には、支援金の使途や本会の活動状況について、定期的にご報告いたします。

また、5口以上のご支援を賜った方には、口数に応じた返礼を検討しております。返礼内容につきましては、ご連絡のやり取りの中でご相談させていただけますと幸いです。

研究部同窓会メールアドレス:tennoji.kiwami@gmail.com

母校のさらなる発展に寄与できるよう、今後も活動を充実させてまいります。
皆さまのご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

 
研究部同窓会 会長 高校70期 藏下 隼人